マリアンヌシチー(ペイリンT) 第2戦


前走デビュー戦は追い切りの悪い動きそのままに全く良いところなく大敗。

今回立て直しての一戦だが、どれだけ動けるか。


レースでは先行力は見せたので、疲労が抜け切り、上積みもあるのなら勝ち負けは無理でも前進は可能。


まずは前走よりもいいところが見たい。


前走後、金勝牧場に放牧に出されていましたが、12月27日に帰厩を確認。


1月15日 京都5R 3歳未勝利 芝1800m 混合戦 に出走!!

13着/13番人気。

走破時計も悪くここでも全くいいところなし。

次行ってみよう。


レース回顧と時計の分析を掲載。

(2011年1月18日完結)

2010年12月24日作成

●前走大敗後、立て直す為に金勝牧場に放牧に出ていましたが、今週末帰厩予定と発表されました

 デビュー戦の前走大敗後、立て直す為に金勝牧場に放牧に出ていた我らが愛馬マリアンヌシチーですが、12月24日に臨時更新されたクラブ公式HPにて今週末帰厩予定と発表されました。

 前走はゲート試験から一気に出走まで至った為に、疲労もあったと思われ、十分休養した今回は更なる前進を期待します。馬も一度レースを使われて次走はもう少し上手く走れるでしょうし、時間が経ったことで成長もあるかも知れません。そういったものが何もなければ前走の内容では勝ち上がりどころか掲示板も絶望的でしょう。まずは追い切りの動きから前走前よりも良くなっていることを願います。

これ以降は12月27日に作成

●帰厩を確認しました

 12月27日、我らが愛馬マリアンヌシチーの帰厩を確認しました。おそらく予定通り先週末に帰厩していたのでしょう。既走馬ですし、早ければ正月競馬にも出てくるのではないでしょうか。

これ以降は2011年1月14日に作成

●追い切り情報(2011年1月14日更新)

前走前 10月27日 栗東ニューポリトラック 良馬場 一杯に追う

助手
6F 79.0
5F 64.1
4F 51.1
3F 38.3
1F 13.5[6]
ローレルマキバオー(2歳新馬)バテるの内を0.6秒追走0.6秒先着



12月26日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.6
3F 45.3
2F 30.9
1F 15.8


12月31日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.2
3F 46.2
2F 31.4
1F 16.0


1月5日 栗東坂路 良馬場 強めに追う
1回
助手
4F 58.0
3F 43.4
2F 28.0
1F 13.5


1月10日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.9
3F 計測不能
2F 計測不能
1F 計測不能


1月13日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 56.8
3F 41.8
2F 27.0
1F 13.7
 12月26日、帰厩後15−15で追い切られました。一度使われてこれから動きが良化することを願いたいですね。

 12月31日、追い切り時計にならない程度の追い切りです。

 1月5日、強めに追われましたがこれという動きではありません。まだ今週出走というわけではないですから良いですが、次週坂路4F53秒台くらいの動きは見せて欲しいですね。いやー、一気に5秒も詰められないでしょうねぇ。正直、厳しいなぁ。

 1月10日、馬なりですが15−15強め程度の追い切りです。日曜日にこれだけやれるということは木曜日の強めの追い切りは期待していいのでしょうか。54秒台以下なら期待値も上がるのですが。

 1月13日、はぁーーー。一杯に追われてこの動きですか・・・。こりゃ少なくとも力の要るダートでは絶対に走らないですね。脚力が無さ過ぎます。よって、芝に登録されたわけですが、いずれにしても最下位候補の動きです。
 私ほっさんの追い切り評価は「C」です。この動きでは全く期待できません。

●出馬確定表

出馬確定表 1月15日 京都5R 3歳未勝利 芝1800m 混合戦 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
ジェントルマン 池添謙一 12/25 未勝利 阪神芝1800
アドマイヤカーリン 安藤勝己 12/25 未勝利 阪神芝1800
マリアンヌシチー 川須栄彦 10/30 新馬 京都ダ1400 10
ヴァレノーヴァ 藤田伸二  9/19 新馬 阪神芝1800
マルカファントム 長谷川浩大 11/06 新馬 京都芝1600 10
シュンサチ 幸英明 11/28 未勝利 京都芝1400 17 16 12
カレンミロティック 和田竜二 11/07 新馬 京都芝1800
ミエノスペシャル 太宰啓介 12/05 未勝利 小倉芝1800
アイドルバイオ リスポリ 11/20 新馬 京都芝1600 10
タイタン 国分恭介 12/26 新馬 阪神芝2000
ジュエリーキッス 渡辺薫彦 10/31 未勝利 京都ダ1400 13 11 15 12
サンライズレガシー 武豊 12/26 未勝利 小倉芝2000
ダノンシャーク 福永祐一 11/21 未勝利 京都芝1600
タガノエベンヌ 岡部誠 11/27 未勝利 京都芝1600 15 10
ヴァーチュスター 鮫島良太  9/05 新馬 小倉芝1200
スプリングディナン 鷹野宏史 10/31 未勝利 京都芝1200 14 12

騎手の太字は乗り替わり

マリアンヌシチーは出馬想定されておらず。

●京都芝1800mコース解説

 スタート地点は2コーナー奥のポケット。
 向正面の直線を目一杯使って行われる特殊なコースで、3コーナーまでの距離は約900mもある。
 新潟芝外回りコースの形態に近く、前半のペースは比較的ゆったり進む。先行馬が揃うと縦長の隊列になりやすい。
 コーナーが2つでホームストレッチの直線も長いので、当然時計が出やすい。ローカル競馬場の芝1800mとは、まったく別の適性が求められる。ロングスパートの適応力が必要で、1800m以上こなせるスタミナが欲しい。きさらぎ賞は、皐月賞や日本ダービーに直結する重要なレースとなっている。
 枠順の有利・不利はない。
 脚質的には、先行〜差しの好走が最も多い。しかし、3〜4コーナーの下り坂を上手にこなし、終いに切れる脚が使えるかが最大のポイント。追い込み馬もかなり活躍できる。
 逃げ馬は前半ペースを落としたいが、溜め逃げすると結局瞬発力勝負になってしまうので、思い切って後続を離した方がペースを幻惑でき、チャンスが出てくる。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行〜差し
ポイント ロングスパートの適応力
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、ブライアンズタイム、トニービン
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、岩田康誠、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分49秒9 1分49秒7
2歳未勝利 1分49秒2 1分49秒5 1分49秒0 1分51秒4
2歳500万 1分48秒8
2歳オープン 1分48秒0 1分49秒1
3歳新馬 1分50秒6 1分49秒9 1分52秒2
3歳未勝利 1分48秒9 1分48秒1 1分50秒3 1分52秒1
3歳500万 1分48秒2 1分50秒1
古馬500万 1分47秒4 1分48秒6
古馬1000万 1分47秒5 1分48秒8 1分49秒9 1分50秒3
古馬1600万 1分46秒9 1分48秒2 1分49秒0 1分48秒6
古馬オープン 1分46秒9 1分48秒2 1分48秒9 1分49秒1

●騎手は川須栄彦騎手

 川須栄彦(かわすはるひこ)、1991年11月9日生の19歳。栗東・本田優厩舎所属。2010年3月13日にデビュー、2年目。減量3キロ。初年度は18勝とまずまず。初勝利までは67戦と苦労したが、そこからはコツコツと勝ち星を伸ばしている。騎乗馬の質を考えればかなり頑張っている。

 本年(2011年)は1月14日現在、22戦1勝。勝率4.5パーセント、連対率18.2パーセント。

 
 デビュー2年目の騎手の2011年1月14日現在のJRAでの勝ち数は次の通りです。

高倉稜   38勝
川須栄彦 19勝
平野優   8勝
西村太一 7勝
水口優也 2勝
菅原隆一 0勝

 新人賞を獲り、しかもフェアプレー賞を受賞した高倉稜騎手は素晴らし過ぎますが、川須栄彦騎手の活躍もかなりのもので、これからの躍進が期待されます。私はこの数字通り、かなり期待できる騎手だと思います。


 控えめな性格だが、レースではメリハリのついた騎乗をする。逃げ、先行に良績が多く、テンに出して抑え、ソツなく流れに乗った時に結果が出ている。もちろんこれは減量3キロの恩恵が大きいところですが。勝負どころのコース取りで少しロスがあり、差してでの成績はイマイチ。
 騎座は安定していて、ムチを使いながらしっかりと追ってくる。


 ほっさん愛馬での騎乗は昨年5月15日のフローラシチー(9番人気15着)のみだが、これは馬が弱過ぎたので参考外。今回のマリアンヌシチーも緒戦を見ていると最下位候補で、川須栄彦騎手得意の先行粘り込みを期待したいが、最下位でも致し方ない。 
 ほっさん愛馬での成績

 2010年 5月15日 フローラシチー 新潟ダート1800m 15着/9番人気 

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「平穏」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ジェントルマン △△ △△
アドマイヤカーリン
マリアンヌシチー
ヴァレノーヴァ △△
カレンミロティック
アイドルバイオ
タイタン
サンライズレガシー △△
ダノンシャーク
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
アドマイヤカーリン 2.8
ダノンシャーク 4.0
カレンミロティック 6.9
サンライズレガシー 7.5
ヴァレノーヴァ 9.4
ジェントルマン 9.6
中略
マリアンヌシチー 50倍以上
タガノエベンヌ 50倍以上



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マリアンヌシチー


デイリー馬三郎

予想印

◎ アドマイヤカーリン
○ サンライズレガシー
▲ ヴァーチュスター

以下省略

マリアンヌシチーは当然無印><

●陣営のコメント

マリアンヌシチー

 「リフレッシュ放牧明けになるけど、まだ動きが変わってこない。芝でどこまでやれるか。」(安達昭夫調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 マリアンヌシチーは凄いメンバーのレースに飛び込みました。おそらくこの中から、クラシックに出走する馬が出てくるでしょうが、マリアンヌシチーは15、16着でしょう。

 前走もダートとはいえ全然ダメ。今回の追い切りもさっぱりで成長も感じませんし、常識的にはこのメンバーで出番は全くないでしょう。芝替わりで少しでも良いところが見られればいいのですが。

 鞍上の川須栄彦騎手は減量3キロでデビュー年の昨年18勝と騎乗馬の質の割に乗れていますから、彼の得意技、先行粘り込みで少しでも上位の着を残して欲しいと思います。

●当日は仕事でいけません

 地元京都での出走ですが、今週末は私は土日とも仕事で応援には行けません。なかなか休みと愛馬の出走が合いません。マリアンヌシチーも一度どんなものか生で見たいんですけどね。

これ以降は1月15日に作成

●レース 

 マリアンヌシチーのスタートは普通ですがスピードの差で一気に後方になります。内枠でこんなに後方15番手なんかを追走していたら、いくら芝でも難し過ぎます。

 ましてや鞍上・川須栄彦騎手は減量3キロを生かしての先行粘り込みで成績を残してきた騎手。差しが得意でないことは昨日書いた通りです。

 そのまま追走に一杯で道中もジリジリと少しずつ下がっていく始末。ラチ沿いの経済コースを通るもショボイ馬を数頭交わしただけ。決め脚もなく勝ち馬から2.8秒も離された13着でフィニッシュ。うーん、勝ち上がりは無理そうです。

●時計の評価

 今回のマリアンヌシチーの走破時計1分52秒3良馬場は、京都芝1800mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ち時計が1分48秒9良馬場ですから、さっぱりな時計です。この条件もダメ。あとは芝の短距離かダートの中距離を走るしかなさそうです。

これ以降は1月18日に作成

●今後の展望

 上記、時計の評価でも書きましたが、この条件では無理です。芝の短距離(スピードがないので無理と思いますが)或いはダートの中距離と言ったまだ試していない条件を試みるしかないでしょう。

 しかし、それも苦し紛れで、残念ながらどの条件でも無理っぽい気がします。

●最後に

 この週は愛馬マリアンヌシチーとセシリアシチーという同期同額の募集馬(共に1口20000円)2頭が出走したわけですが、マリアンヌシチーは13着(16頭立て)、セシリアシチーは6着(15頭立て)と明暗が分かれました。

 この差は母の競走成績(マリアンヌシチーの母シャンゼリゼシチーは1勝、セシリアシチーの母マドンナシチーは2勝)にも関係すると思いますが、何よりも馬格の差だと考えます。好走したセシリアシチーは馬体重が462キロということで馬格もあり、次走2走目の上積みも期待できます。凡走を繰り返しているマリアンヌシチーは今回426キロなんですよね。これでは強い調教をすると飼い葉が減り馬体減を引き起こすので強い調教ができませんし、できないので強くもなり辛い。また、一度レースに使われた上積みもほとんど見込めません。輸送も心配です。逆にセシリアは462キロと馬格がありますので、強い調教をビシビシと付けられますし一度使われた後の上積みを期待できます。

 私は馬を購入する時に測尺を気にします。その中でも特に馬体重は重視し、少々欲しい馬でもあまりに小柄な馬は買いません。ところが友駿ホースクラブでは募集時期が1歳の1月と早く、この時点での測尺では、今後どこまで成長するのか見当がつきません。また、そもそも募集時に測尺を公表していません。

 おそらく、このマリアンヌシチーは募集時は300キロ前半くらいの小さな馬だったのでしょう。それがわかっていればそもそもいくら安価でも購入していません。

 また、この馬は無料でついてくるオバマシチー欲しさに購入した馬ですが、そのオバマシチーは逆に600キロ近い重すぎる馬体を脚が支えられずにさっぱりで引退しました。

 どちらも測尺を公表していれば絶対に欲しくない馬で、毎度のことながら騙された感が強いです。このような繰り返しから測尺のわからない友駿ホースクラブ募集馬の購入は停止しており、エスポワールシチーを始め期待できる愛馬がいなくなったら、退会も視野に入れています。しかし、それを望んでいるわけでもなく、測尺の公表と募集馬の充実、そして募集時期の変更を強く望むわけであります。


 いろいろと書きましたが、馬自身は何も悪くなく、期待が薄いとはいえマリアンヌシチーにも勝ち上がって欲しいと思いますし、休みが合えば競馬場に応援に行きたいと思います。

 頑張れマリアンヌシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2010年12月24日作成 27日、29日、2011年1月3日、6日、10日、14日、15日、18日加筆 

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る

マリアンヌシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2010年10月30日 デビュー戦 2歳新馬 京都ダ1400m (10着/9番人気)